歯周病治療

歯周病は歯を失うことにつながる
こわい病気です

歯周病とは

歯周病とはプラーク(歯垢)や歯石に含まれる歯周病菌が原因で歯ぐきが炎症し、歯を支える顎の骨が溶かされていく病気です。放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。初期段階では自覚症状が現れないので気づかないうちに進行します。日本の成人の約8割が歯周病予備軍またはすでに歯周病を発症しているといわれているほど蔓延している国民病ともいえるお口のトラブルです。

埼玉県熊谷市万吉の「吉岡たかはし歯科」は、歯周病治療に力を入れている歯医者です。歯周病専門医によるハイレベルな歯科治療をご提供していますので、歯ぐきからの出血や歯ぐきの腫れ、歯のグラつきや気になる口臭などがありましたら、お早めにご相談ください。

歯周病と全身疾患

歯周病と全身疾患

厚生労働省の「平成28年度の歯科疾患実態調査」には、35歳以上の約8割が歯周病とあります。

歯周病は自然治癒することがありません。 サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも表現されるようにひどくなるまで病気と自覚されることの少ない病気です。 そのまま放置しておくとその歯の寿命が短くなるばかりか、健康な歯にも悪影響をおよぼし、お口の中全体が悪くなっていきます。

また、最近の臨床研究により口腔内環境の悪化だけでなく、 歯周病関連菌や毒素に対する免疫炎症反応やその結果産生される物質によって血管へ多大な影響がおこる為、全身疾患との関係も明らかになってきてます。まさに「歯周病は万病のもと」とも言えるでしょう。

加えて 生活習慣病と同様に、喫煙、ストレス、食習慣なども、歯周病の交絡因子のひとつとなっている事がわかってきました。特に、心臓疾患・脳血管疾患をはじめ、糖尿病、呼吸器疾患、早産や低体重児出産などを多発的に増悪させる可能性が高い、という報告が増えており、とても恐ろしい病気と認知され始めています。

糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症と考えられています。糖尿病の患者さんはそうでない人にくらべて歯周病にかかるリスクが高く、歯周病治療によって症状が改善すると血糖値の改善も見られることがあります。

心疾患

心疾患は生活習慣病のひとつといわれ、乱れた食生活や運動不足、ストレスの蓄積などが引き金になると考えられています。歯周病にかかっている方は、そうでない人にくらべて心疾患を発症するリスクが高いといわれています。

早期低体重児出産

低体重児とは2500g以下の新生児のことで、歯周病にかかっている妊婦さんは「早産」や低体重児出産をする確率が高いといわれています。歯周病菌や歯周病菌が産出する毒素が子宮の筋肉に作用してしまうことが原因です。

誤嚥性肺炎

誤嚥(ごえん)とは唾液や食べ物が気管を通って肺に入ってしまうことです。歯周病菌が含まれている唾液が気管を通って肺に入ってしまうと抵抗力が低くなっている場合、肺に炎症を起こしてしまうことがあります。

歯周病のスペシャリストによる治療

吉岡たかはし歯科の院長は歯周病歯学博士であり、特定非営利活動法人の日本歯周病学会に多数研究や症例を発表しております。日本歯科大学歯周病学講座の非常勤講師でもあり、若手医師を指導、育成しております。当院ではそのような歯周病のスペシャリストが治療をご提供していますので、歯周病のことは何でも安心してご相談ください。

歯周病の進行

軽度歯周病
軽度歯周病
歯ぐきに炎症が起きた状態です。自覚症状はまだ少ない段階ですが、ブラッシングのときに出血することがあります。
中等度歯周病
中等度歯周病
炎症が歯を支える顎の骨にまでおよんだ状態です。歯が少しグラつきだし、歯ぐきからの出血があり、口臭も気になりだします。
重度歯周病
重度歯周病
歯を支える歯周組織がかなり破壊された状態で、歯ぐきがブヨブヨになります。歯が大きくグラつき、放っておくと抜け落ちてしまうことがあります。

当院の歯周病治療

歯周ポケットそうは術
歯周ポケットそうは術

局所麻酔後、歯周ポケットの奥深くにたまったプラーク(歯垢)や歯石を取り除き、細菌に感染した歯ぐきの一部を取り除く外科的処置です。

フラップ手術
フラップ手術

局所麻酔後、歯肉を切開してから、歯根を露出させ、歯根面に付着するプラークや歯石を除去します。歯ぐきの感染部位も除去したあと、歯肉を縫合します。